鍼で美肌になるという昔話。あたしなら絶対に言わない。
「鍼で肌がきれいになる」
そんな“神話”、まだ信じてる人、結構いるよね?
美容鍼にだってエビデンスはある
刺した場所のコラーゲン繊維が増えるんだって。
それだけ。
でも、その研究内容を細かく見たことある?
比較対象は「何もしなかった人」。
マシンや美容医療と比べたデータじゃない。
例えるなら、寝たきりの人とアスリートを比べて
「運動ってすごい」って言ってるようなもの。
……たしかに可能性はある。
でも、せいぜいその程度。
平然と「美肌になります」と言う治療家たち
「鍼でシミ消せます」
「ニキビ治せます」
そんな言葉を平気で口にしてる治療家を見ると、
正直、ため息しか出ない。
- シミ → メラノサイトは刺激に弱い。直接打てば悪化リスクすらある。
- ニキビ → 周囲に刺す?炎症が広がって顔じゅうブツブツになったらどうする?
- シワ → 表情グセのシワは一時的にやわらぐかもしれない。でも靭帯や骨格から来る凹みは、鍼だけじゃどうにもならない。
もし鍼一本で美肌が作れるなら?
とっくに美容外科医が顔中に鍼を刺して完結させてるでしょ。
でもやってない。
理由はシンプル、「効かない」と知ってるから。
じゃあ鍼は意味ないのか?
ちがう。
むしろあたしは鍼を信じてる。
ただし──鍼で変えるのは「皮膚」じゃない。
あたしが狙ってるのは、
- 筋肉
- 血流
- “顔の動かしグセ”
つまり「顔の運動システム」。
そのエラーを直すことで、顔が本来の位置に戻り、
結果として肌の印象まで変わっていく。
だからあたしは「鍼だけ」で終わらせない。
必要なら他の方法も組み合わせる。
肌には肌の方法、構造には構造の方法

幻想じゃなく、現実に効かせるために。
鍼は魔法じゃない
でも、あたしが刺す鍼は──
あんたの「未来」に届かせるつもりで刺してる。
ハリロイヤルトーキョー武蔵小山
駒澤鞘
